Google Cloud 関連のソリューションを専業とするITベンダーの「G-gen」は、Google Cloud を活用して新しい世代のITシステムを創造している。G-genは「Farmnote Summit 2023」PLATINUMパートナーとして協賛した。今回協賛に至った経緯や参加した感想を、上級執行役員CROの黒須 義一氏に聞いた。
――Farmnote Summit 2023にPLATINUMパートナーとして協賛された経緯を教えて下さい。
(黒須 義一氏、以下、黒須):弊社は Google Cloud を専門とするクラウドインテグレーターです。これからIT活用が進むであろう一次産業に対し、どのような貢献ができるのか。可能性を見極める意味を込めてスポンサーとして深く関わっていこうと考え協賛しました。実際に、お客様とのご商談も数件進めさせていただくとともに、事業をブーストできそうなコネクションもあり、実利としても有効な場でした。さらに、私たちは創業3年あまりの企業ですので、こうした機会を活用させていただくことで、広く認知させていただけたらと考えました。
―― 一次産業でITを普及させるうえでのポイントは?
黒須:実はパートナー(代理店)の存在を知らない企業様が非常に多いです。体感的には2割程度です。ほとんどが直接、サービスベンダーから購入されています。ファームノート様は酪農家の皆さまとIT化に取り組まれています。この分野で弊社並びに、Google Cloudのサービスの認知が高められれば大きなビジネスチャンスにつながるのではないかと考えました。
私たちの付加価値はいくつかあります。パートナーならではの割引価格で Google Cloudのサービスをご提供することができます。また、割引以上の価値としてご提供できるのが技術サポートです。日々お客様からの問い合わせに対応しているのは、Google Cloud も認めるトップエンジニアが多数在籍するエンジニアチームのメンバーです。
クラウド環境は「導入したら終わり」ではありません。機能のアップグレードが激しく、最新技術をキャッチアップするのも大変です。ここで我々の出番となります。弊社のCTO(最高技術責任者)がGoogle Cloudの最新動向を解説する勉強会を毎週開催しています。これは、我々のお客様限定で提供している無償のサービスです。
―― 地域にも根ざした企業を目指されていますね。
黒須:クラウドインテグレーターといえば、都市部に集中した事業展開をイメージされるかと思います。その点、G-genは真逆と言えます。フルリモートワーク勤務を推奨しており現在では18都道府県に社員が散らばっております。現地の肌感覚を知った者が、各地の皆様の課題を解決するようなことも可能になってきました。近くに住んでいる者が親身になって地場のお客様と向き合っている姿は良いものですよね。
―― サミットで特に印象に残ったセッションは?
黒須:大企業とスタートアップの役割のセッションが面白かったです。タスクの竹山社長が非常に明確に伝えていたのが印象的でした。このセッションをはじめ、経営視点の示唆に富み、多角的なテーマが並んでいたので充実した1日でした。経営やマーケティングの話が中心だったので、第一次産業ではない私にとっても学びが多かったです。あの場でないと聞けない話が盛り沢山でした。
―― 次回のサミットに求めることを教えて下さい。
黒須:次回はぜひ登壇したいですね。私たちが皆さんに貢献できるのは働き方改革やデジタルトランスフォーメーションです。
以前、福岡県にある老舗の製造業のお客さまが業務改革に挑まれているのをサポートしました。ツールには、深く根ざした企業の文化を変える力があると考えています。ツールに引っ張られて働き方も変わっていきますし、それにより働く人の意識が変わり、集団としての企業文化へ影響を与えるのです。
このような我々が実際ご支援したお客様の事例を元に、皆さまにも何かヒントになるようなセッションを企画できたら嬉しいなと思います。
◼️G-genに関するサービス紹介
Google Cloud 及び Google Workspaceの請求代行、システム構築から運用に至るまで、お客様のニーズに合わせた最適なサービスを提供いたします。
◼️G-genに関するお問い合わせはこちらから